看護師が上司との人間関係で悩むこととは

看護師の上司には、師長や看護主任・部長などの役職の人たちがいます。チーム医療が行われることが多い病院では、上司との人間関係に悩んで退職する看護師も少なくありません。実際にどのような悩みが多いのか具体例を挙げて説明したいと思います。

看護師は、交代制や残業など心身ともにとてもハードな仕事をしていると言われています。特に看護師の人手が不足している病院では、忙しく余裕がないことでちょっとしたことでイライラしたり、常にピリピリした雰囲気が流れていることも多いです。このような状況の中で、上司に聞きたいことがあっても聞きづらかったり、逆に分からないことを質問しても教えてもらえなかったり、最悪の場合機嫌が悪い時に話しかけて怒鳴られた経験があるという看護師も中にはいます。このような悪い雰囲気は、経験の浅い看護師へしわ寄せが行きやすく、精神的にきつくなり職場を後にするケースも多いです。

もともと看護師になる人は、人の命を守る職業なので責任感の強い人が多い傾向にあります。現場では即座の判断力や行動力が求められるので、多少口調が強くなるのも頷けます。ただ、それが上司だと一般の看護師はストレスが溜まっていく結果になります。

病院で師長などの上司は、看護師を束ねていくのが大きな仕事になります。ただ、管理が行き過ぎて束縛が強くなると、プライベートを侵害されたとか、自分の意見を全く聞き入れてもらえないなどの不満が出てくるでしょう。このようなことから、上司との関係性を良好にするといういうことは難しいと考えられます。